店内BGMの効果は小から中 ── 66研究15,621名で満足度は動くが覚醒度は動かなかった
「BGM を変えれば売上が上がる」── よく聞く話です。ところが効果の大きさを数字で示した情報が、ほとんど見当たりません。
店内の音楽・香り・色を 66 研究・135 の効果・のべ 15,621 名で統合したメタ分析によると、音楽がある環境の効果量は 満足度で .226、行動意図で .130、快さで .098でした。
効果量の目安は .10 が小、.30 が中、.50 が大。つまり 小から中の範囲です。効かないわけではありませんが、跳ねもしません。
いっぽう 覚醒度は有意に動きませんでした。音楽が動かすのは高揚ではなく、居心地のほうだということです。
本記事は 「売り場を直す順番 ── 棚を動かす前に、売上6.15%と16.1%が取れる」 で扱った 5 段階の外側にある手段を、効果の大きさから位置づけたものです。
この記事は以下のような方に読んでいただきたい内容です。
- 店内 BGM の導入や変更を検討している店舗経営者
- 「BGM で売上が上がる」という営業を受けている店長
- 香りや照明の色を変えようか迷っている売り場責任者
- 店舗環境にどれくらい投資すべきか判断したい方
- 飲食店の成功例が自店に当てはまるか確かめたい方
概要 ── 効くが、跳ねはしない
店内 BGM の会社から「導入で売上が 30% 上がる」と提案を受けていて。本当でしょうか。
効果はあります。ただ 大きさは小から中の範囲です。跳ねる類のものではありません。今日は30 年ぶんの研究を統合したメタ分析から、効果の大きさをそのままお伝えします。
- 統合した規模: 66 研究・135 の効果・のべ 15,621 名
- 音楽の効果量: 満足度 .226/行動意図 .130/快さ .098/覚醒度は有意でなかった
- 香りの効果量: 満足度 .183/快さ .093/覚醒度 .079/行動意図 .054
- 暖色 対 寒色: 覚醒度 .157(暖色が上)/満足度 -.254(暖色が下)
- 効果量の目安: .10 が小、.30 が中、.50 が大
この記事の数字について
中心となるのは 2017 年に発表されたメタ分析で、原文を取得して数値を照合しています。
いっぽう 本文で触れる「38.2%」と「長調では効果が消えた」は、原文を取得できませんでした。 複数の二次文献が一致して記載している内容として扱い、該当箇所でその旨を明記します。
また効果量 r は変数どうしの関係の強さを表す指標で、売上が何 % 増えるという値ではありません。
66 研究・15,621 名で統合した
この分野は 30 年以上にわたって実験が積み重ねられてきました。その結果を統合したのが今回の主データです。
- 統合した研究: 66 研究(うち 64 本は学術誌に掲載されたもの)
- 効果の数: 135/のべ人数: 15,621 名(平均年齢 33.2 歳)
- 扱った刺激: 音楽の有無/香りの有無/暖色 対 寒色
- 測った結果: 覚醒度・快さ・満足度・行動意図
メタ分析の良いところは 1 本の派手な結果に引きずられないことです。効いた研究も、効かなかった研究も、まとめて計算に入ります。だから数字は地味になります。それが実態に近いということでもあります。
実際の店と、架空の環境の比較
「実験室でやった研究は当てにならないのでは」と思われるかもしれません。この分析では、 実際の環境で行った実験と、架空の環境で行った実験のあいだに、統計的に有意な差はありませんでした。
いっぽうで 効果量には研究間で有意なばらつきがあることも報告されています。 平均が小さくても、条件によって大きく出ることも、まったく出ないこともあるということです。
音楽の効果量は .098 から .226
- 満足度: .226(中に近い)
- 行動意図: .130(小)
- 快さ: .098(小)
- 覚醒度: 有意な効果は認められなかった
効果量の目安は .10 が小、.30 が中、.50 が大。つまり いちばん大きい満足度でも「中」に届いていません。
思っていたより、ずっと小さいですね。やる意味はあるのでしょうか。
あります。ただし位置づけが変わります。BGM は「売上を作る手段」ではなく「居心地を整える手段」。棚を直す前に BGM を変えるのは順番が違う、ということです。
先に手をつけるべきものは 「売り場を直す順番 ── 棚を動かす前に、売上6.15%と16.1%が取れる」 にまとめています。在庫を出す・人を寄せる・通らせ方を変えるのほうが、実測された効果は大きく出ています。
覚醒度は動かなかった
この分析でいちばん意外だったのが、音楽が覚醒度に有意な影響を与えなかったことです。
- 動いた: 満足度・行動意図・快さ(いずれも有意)
- 動かなかった: 覚醒度
- つまり 音楽は客を高揚させるのではなく、居心地を良くする方向に効いている
店内 BGM の話は 「気分を盛り上げて買わせる」という文脈で語られがちです。でも数字はそう言っていません。高揚させたいのか、居心地を良くしたいのか。先に決めてください。手段が変わります。
有名な「38.2%」には限定条件がある
店内 BGM の話で必ず出てくるのが、1982 年のスーパーでの研究です。
- 出版社が登録した要旨には、「音楽のテンポの変化は、店内の人の流れの速さと売上高に有意に影響しうる」とある
- そして 「遅いテンポで売上が 38.2% 増えた」という数値が広く流通している
- ただし、この 38.2% は原文で確認できていない。要旨に割合の記載はない
さらに重要なのが、後年の研究がこの効果に限定条件を付けていることです。
- 長調の音楽では、テンポによる売上への効果の差がなかった
- 短調の音楽では、遅いテンポのほうが有意に効果が大きかった
- 著者らの表現では 「長調では効果が消えた」
- つまり テンポだけを操作しても、曲の調によっては効かない
この 2 つの出典について
1982 年の研究も 2011 年の研究も、原文を取得できませんでした。 どちらも複数の二次文献が一致して記載している内容として扱っています。
とくに 38.2% という割合は、出版社が登録した要旨に書かれていません。 この数値を自店の判断材料にしないでください。 本記事で数値の柱にしているのは、原文を確認できたメタ分析のほうです。
この形は 品揃えの話とまったく同じです。有名な数字がひとり歩きして、後年の限定条件が伝わっていない。数字を見たら、その後どうなったかまで追うようにしてください。
同じ型の例は 「品揃えを削ると購入間隔が25%延びる ── 減るのは客単価ではなく来店回数」 にあります。「削ると売上 +11%」が、いまは +1.5% として扱われているという話です。
サービス業と小売業で効き方が違う
実務にいちばん効くのが、この結果です。飲食店の成功例を、そのまま売場に持ち込んではいけません。
- 音楽 → 行動意図: サービス業 .200 対 小売業 .112(有意な差)
- 音楽 → 快さ: サービス業 .263 対 小売業 .073(限界的に有意)
- 香り → 行動意図: サービス業 .342 対 小売業 .041(限界的に有意)
- つまり 物を売る小売業では、店内環境の効果は小さく出る傾向がある
香りの差が大きいですね。.342 と .041 だと、まったく違う話に見えます。
そこです。飲食店やサロンの成功談を読んで、スーパーの売場に持ち込むと期待外れになります。自分の業態に近い話かどうかを先に確かめてください。同じ「店」でも、効き方が違います。
香りの効果量は .054 から .183
- 満足度: .183(音楽の .226 に次ぐ)
- 快さ: .093
- 覚醒度: .079(原文が「慎重に扱うべき」と注意している)
- 行動意図: .054
- 4 つとも有意だったが、いずれも小さい部類
覚醒度についての注意は、結果の頑健性を確かめる指標が基準を下回ったためです。この 1 つだけは、他より弱い結果として扱ってください。
そして前章のとおり、小売業では香りの行動意図への効果が .041 まで下がります。香りの導入を検討するなら、自分がサービス業に近いのか小売業に近いのかを先に確かめることです。
暖色は覚醒度を上げるが、満足度を下げる
色は、音楽や香りとは結果の形が違います。
- 覚醒度: .157 ── 暖色のほうが高い
- 満足度: -.254 ── 暖色のほうが低い
- 快さ・行動意図: 有意な効果は認められなかった
- つまり 暖色は高揚させるが、満足度を下げる
ここは数字の大きさにも注目してください。満足度への負の効果(-.254)のほうが、覚醒度への正の効果(.157)より大きい。差し引きで見るなら、暖色で満たすのは慎重にということになります。
オンラインとの違い
色については、オンラインと実店舗で大きな差がありました。 色が覚醒度に与える効果は、オンラインで .401、実店舗の小売業で .040 と有意に違います。
ネット通販の配色の話を、実店舗にそのまま持ち込まないでください。
店内環境に手を入れる 5 つの手順
- 店内環境の効果量は 小から中。棚に出ていない在庫を出すほうが先
- 順番は 売り場を直す順番 の 5 段階を終えてから
- BGM を変えても、棚が空いていれば売れません
- 居心地を良くしたい → 音楽(満足度 .226)
- 高揚させたい → 暖色(覚醒度 .157)。ただし満足度は下がる
- 音楽で高揚は狙えません(覚醒度は有意に動かなかった)
- 音楽の行動意図への効果は サービス業 .200 対 小売業 .112
- 香りの行動意図への効果は サービス業 .342 対 小売業 .041
- 飲食店の成功例を売場に持ち込まない
- 「BGM で売上 30% アップ」といった数値には、たいてい出所がありません
- 有名な 「遅いテンポで 38.2%」も、要旨に割合の記載がなく、後年に限定条件が付いている
- 提案を受けたら、出典と、その後の研究を尋ねる
- いちばん大きく動いたのが 満足度(音楽 .226/香り .183)
- 売上で測ろうとすると、他の要因に埋もれて見えません
- 変える前の満足度を控えておくのが要点
効果の測り方そのものは 「同じ商品4つでも右端が4倍近く選ばれる ── 客に聞いて売場を決めてはいけない」 にまとめています。「この BGM をどう思うか」と聞いても答えは出ません。
30 日の進め方 ── 決める・変える・確かめる
- ① 棚の 5 段階が終わっているか確認する: 終わっていなければ、そちらが先
- ② 狙いを 1 つに決める: 居心地か、高揚か
- ③ 変える前の満足度を控える: 会計時の一言でよい
- ④ 自分の業態に近い研究かを確かめる: サービス業寄りか、小売業寄りか
- ⑤ 1 つだけ変える: 音楽と香りと照明を同時に変えない
- ⑥ 期待値を下げておく: 効果量は小から中
- ⑦ 音楽を変えるならテンポだけで判断しない: 曲の調によっては効かない
- ⑧ 暖色に寄せる場合は満足度に注意する: 覚醒度は上がるが満足度は下がる
- ⑨ 満足度の変化を見る: 売上ではなく満足度
- ⑩ スタッフの働きやすさも聞く: 1 日中その音を聞くのはスタッフ
- ⑪ 変わらなければ戻す: 戻すコストが小さいのがこの施策の利点
- ⑫ 棚の見直しに戻る: 効果の大きいほうへ手を戻す
⑩ を入れているのには理由があります。客は数十分で帰りますが、スタッフは同じ音を 8 時間聞き続けます。効果量が小から中である以上、スタッフの負担と釣り合うかを見る価値があります。
参考研究・論点
- ホルガー・ロシュク、サンドラ・ロウレイロ、ジャン・ブライトゾール(2017 年発表) ── 店内の音楽・香り・色の効果を 66 研究・135 の効果・のべ 15,621 名で統合したメタ分析。音楽がある環境は満足度 .226、行動意図 .130、快さ .098 で有意だったが覚醒度は有意でなかった。香りは満足度 .183、快さ .093、覚醒度 .079、行動意図 .054。暖色は寒色より覚醒度 .157 が高く満足度 -.254 が低い。効果量の目安は .10 が小、.30 が中、.50 が大。音楽が行動意図に与える効果はサービス業 .200 対 小売業 .112 で有意に違い、香りの行動意図への効果はサービス業 .342 対 小売業 .041。実際の環境と架空の環境の実験に有意な差はなかった
- ロナルド・ミリマン(1982 年発表) ── 出版社が登録した要旨に「音楽のテンポの変化は、店内の人の流れの速さと売上高に有意に影響しうる」とある。「遅いテンポで売上 38.2% 増」という数値が広く流通しているが、原文を取得できておらず、要旨に割合の記載はない
- クレメンス・クネーフェルレら(2011 年発表) ── 長調の音楽ではテンポによる売上への効果の差がなく、短調では遅いテンポのほうが有意に効果が大きかった。著者らはこれを「長調では効果が消えた」と表現している。原文は取得できておらず、二次文献が逐語で引用している内容として扱っている
まとめ
- 66 研究・135 の効果・のべ 15,621 名を統合したメタ分析の結果
- 音楽の効果量は 満足度 .226/行動意図 .130/快さ .098。 目安は .10 が小、.30 が中なので 小から中の範囲
- 音楽は覚醒度を有意に動かさなかった。 動かすのは高揚ではなく居心地
- 有名な 「遅いテンポで 38.2%」は原文で確認できず、 後年に「長調では効果が消えた」という限定条件が付いている
- サービス業と小売業で効き方が違う (音楽 → 行動意図 .200 対 .112/香り → 行動意図 .342 対 .041)
- 香りの効果量は .054 から .183。覚醒度への効果だけは原文が慎重に扱うよう注意している
- 暖色は覚醒度を上げる(.157)が、満足度を下げる(-.254)。 下げる側のほうが大きい
- 色はオンラインと実店舗で差が大きい(覚醒度 .401 対 .040)。 ネット通販の配色を実店舗に持ち込まない
- 手順は ①棚を先に片づける ②居心地か高揚かを決める ③自分の業態に近い研究か確かめる ④出所のない数値を使わない ⑤満足度で測る
- 効果量 r は関係の強さを表す指標で、売上が何 % 増えるという値ではない
今週できることは 1 つだけです。BGM の提案を受けているなら、その数値の出典と、その後の研究がどうなったかを 1 つ尋ねてみること。答えられるかどうかで、提案の質が分かります。
※ 中心となるメタ分析は原文を取得して数値を照合していますが、対象は主に海外で行われた実験研究であり、業態も国も異なるため自店の値を示すものではありません。効果量 r は変数どうしの関係の強さを表す指標であり、売上が何 % 増えるという値ではありません。目安として .10 が小、.30 が中、.50 が大とされています。また効果量には研究間で有意なばらつきがあることも報告されており、平均が小さくても条件によって大きく出ることがあります。香りが覚醒度に与える効果については、原文が頑健性の基準を下回るため慎重に扱うよう注意しています。「38.2%」と「長調では効果が消えた」の 2 点については、原文を取得できておらず、複数の二次文献が一致して記載している内容として扱っています。とくに 38.2% は出版社が登録した要旨に割合の記載がないため、自店の判断材料にしないでください。自店では、変える前の満足度を控え、1 つだけ変えて比べながら確かめてください。
よくある質問
店内に BGM を流すと売上は上がりますか?
効果はありますが、大きさは小から中の範囲です。店内の音楽・香り・色の効果を 66 研究・135 の効果・のべ 15,621 名で統合したメタ分析では、音楽がある環境はない環境と比べて、満足度で .226、行動意図で .130、快さで .098 の効果量でした。
効果量の目安は .10 が小さい、.30 が中くらい、.50 が大きいとされています。つまり満足度への効果が中に近く、あとは小さい部類です。有意ではあるので「効かない」わけではありません。ただし「BGM を変えれば売上が跳ねる」という期待は持たないほうが正確です。
「遅い BGM で売上が 38.2% 増える」と聞いたのですが?
1982 年に発表されたスーパーでの研究の数値として広く流通しています。ただし 2 つ注意があります。1 つは、この 38.2% という数値を私たちは原文で確認できていないことです。出版社が登録した要旨には「音楽のテンポの変化は店内の人の流れの速さと売上高に有意に影響しうる」とあるだけで、割合は書かれていません。
もう 1 つは、後年の研究がこの効果に限定条件を付けていることです。長調の音楽ではテンポによる売上への効果の差がなく、短調のときだけ遅いテンポが有意に効果的でした。著者らはこれを「長調では効果が消えた」と表現しています。つまりテンポだけを操作しても、曲の調によっては効きません。
音楽で客の気分を高めれば買ってくれますか?
そこは意外な結果でした。同じメタ分析で、音楽の有無は覚醒度に有意な影響を与えていませんでした。動いたのは満足度・行動意図・快さの 3 つです。つまり音楽は客を高揚させるのではなく、居心地を良くする方向に効いていることになります。
いっぽう色は逆で、暖色は寒色より覚醒度を上げましたが、満足度は下げました。効果量は覚醒度で .157、満足度で -.254 です。満足度への負の効果のほうが大きいことになります。高揚させたいのか、居心地を良くしたいのかを先に決めてください。手段が変わります。
飲食店の話とスーパーの話は同じですか?
同じではありません。同じメタ分析が業種による違いを調べており、音楽が行動意図に与える効果はサービス業で .200、小売業で .112 と有意な差がありました。快さへの効果も、サービス業 .263 に対し小売業 .073 です。香りが行動意図に与える効果も、サービス業 .342 に対し小売業 .041 でした。
つまり飲食店や理美容のようなサービス業では効きやすく、物を売る小売業では効きにくい傾向があります。飲食店の成功例をスーパーの売場にそのまま持ち込むと、期待した効果は出ません。自分の業態に近い話かどうかを確かめてから取り入れてください。
香りを使うのはどうですか?
効果はありますが、やはり小さい部類です。同じメタ分析では、香りがある環境は満足度で .183、快さで .093、行動意図で .054、覚醒度で .079 の効果量でした。ただし覚醒度については、原文が「頑健性の基準を下回るため慎重に扱うべき」と注意を付けています。
実務としては、満足度への .183 が最も大きく、これは音楽の .226 に次ぐ水準です。ただし前の質問のとおり、小売業では香りの行動意図への効果が .041 まで下がります。香りの導入を検討するなら、まず自分がサービス業に近いのか小売業に近いのかを確かめてください。
- ホルガー・ロシュク、サンドラ・ロウレイロ、ジャン・ブライトゾール(2017 年発表)「30 年の実験研究を較正する ── 音楽・香り・色が店内で持つ効果のメタ分析」 — 店内の音楽・香り・色の効果を 66 研究・135 の効果・のべ 15,621 名で統合したメタ分析。音楽がある環境は満足度 .226、行動意図 .130、快さ .098 で有意だったが、覚醒度への効果は有意でなかった。香りは満足度 .183、快さ .093、覚醒度 .079、行動意図 .054 で、覚醒度については頑健性の基準を下回るため慎重に扱うよう注意されている。暖色は寒色より覚醒度が .157 高く、満足度は .254 低い。効果量の目安は .10 が小、.30 が中、.50 が大。音楽が行動意図に与える効果はサービス業 .200 対 小売業 .112 で有意に違い、香りの行動意図への効果はサービス業 .342 対 小売業 .041。色が覚醒度に与える効果はオンライン .401 対 小売業 .040。実際の環境と架空の環境で行った実験のあいだに統計的に有意な差はなかった。小売研究の国際学術誌
- ロナルド・ミリマン(1982 年発表)「スーパーの買物客の行動に影響を与えるための店内音楽の活用」 — 出版社が登録した要旨に「音楽のテンポの変化は、店内の人の流れの速さと売上高に有意に影響しうる」とある。「遅いテンポで売上が 38.2% 増えた」という数値が広く流通しているが、本記事では原文を取得できておらず、要旨に割合の記載はない。マーケティングの国際学術誌
- クレメンス・クネーフェルレ、エリック・スパンゲンバーグ、アンドレアス・ヘルマン、ヤン・ラントヴェーア(2011 年発表)「すべては組み合わせにある ── 音楽のテンポと調が店内の売上に与える交互作用」 — 長調の音楽ではテンポによる売上への効果の差がなく、短調では遅いテンポのほうが有意に効果が大きかった。著者らはこれを「長調では効果が消えた」と表現している。本記事では原文を取得できておらず、二次文献が逐語で引用している内容として扱っている。マーケティングの国際学術誌
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